* home | schedule | webmag | email
最終更新:2005.09.19


*
CNN Interview with Dennis Kucinich and Marianne Williamson
デニス・クシニッチ&マリアンヌ・ウィリアムソン
2005.04.14 インタビュー@CNN
元ファイルはこちらから/訳:森田玄 〜
*

* キャスター
戦争を避けることからギャングの暴力を防止し、市民権を守ろうという平和省の創設法案が53名の賛同議員を得て、連邦議会に提出されようとしています。この法案によれば大統領によって平和省長官という閣僚級のレベルのポジションが創設されることになります。

この法案の立案者でオハイオ州選出のデニス・クシニッチ議員と、彼を草の根運動で支援しているベストセラー作家でピースアライアンスの共同創設者マリアンヌ・ウィリアムソンさんです。ようこそ。

まず、クシニッチ議員からお願いします。この平和省というのは例えば国務省と比べると何が違うのですか。
* デニス
国務省の仕事は国益を増大することです。平和省は世界中の人々の問題に関わります。でも特に戦争を避けるための仕事をします。戦争以外のあらゆる可能性を大統領に助言する事で戦争を回避する助けをするのです。
* キャスター
ではあとでこのことを詳しくききましょう。マリアンヌさん、あなたは「通りをデモ行進するのは60年代のことで、議会に歩むのが今だ」と言っていますが。これはどういう意味ですか。
* マリアンヌ
この法案はワシントンで可能なことの1例です。それは、我が国の政策に内政的のみならず国際的にも基本的な影響を与えるでしょう。ですから、あの言葉は今日、広く盛り上がってきている市民の関心と政治的な活動のことを言っているのです。平和省の新しい考えが政府に注ぎ込むことで、多くの人が望むような政策がもたらされます。
* キャスター
クシニッチ議員、法案を読ませてもらいました。それで、その12項、つまり、「協議部門」について質問します。イラク戦争以前であればですね、平和省長官がほかの長官と一緒に大統領のアドバイザーになっていたわけで、この法案によれば、国務長官は紛争解決の非暴力的な方法について平和省長官と協議するとなっていますね。この平和省長官の役割をもう少し詳しく話してくれませんか。もし実際戦争に行かなければならないときは、このポジションはどう活かされるのでしょう。
* デニス
まず、イラク戦争の場合。平和省長官は、合衆国が求めていた戦争の正当性がないことを大統領に進言したでしょう。さらには、国連や国連検査官と協同して大量破壊兵器がないことを保証したでしょう。まあ、これは国際的なことです。国内的な面では、この平和省は家庭内暴力や児童虐待、校内暴力などの社会問題を解決する手助けをします。この省庁は校内暴力を削減させるための非暴力の原則に則った実際的なプログラムを作成します。
* キャスター
この省庁の国内的あるいは国際的な目的について話していますが、マリアンヌさん、この法案の一部にピースアカデミー(平和専門学校)とありますが、これはどんなものでまたその目的にどのように適うのでしょうか。
* マリアンヌ
もっとも効果的に戦争を進めるための最先端の学科を学ぶ軍の専門学校があるように、平和専門学校は平和を構築するためのもっとも進んだ学科を学び教える所です。クシニッチ議員が紛争解決への具体的な方法を述べていましたが、平和アカデミーでは、家庭内暴力による子どもたちにとって、非暴力の紛争解決として最適なプログラムを作ります。デトロイト市の市議会は正式にこの法案に賛同決議しました。その理由のひとつは、デトロイト市の警察官の80%が家庭内暴力に関わっているからです。そのことでどんなに市が経済的、人材的な損害を受けている事でしょう。ですからこのピースアカデミーは、この国のすべての都市において、それが東ロサンゼルスのギャングであろうが誰であろうと、問題点を解明し、それぞれの非暴力の解決法プログラムを作ります。もちろん、国際的な面でも例えばパレスチナやイスラエルのティーンエイジャーでも、精神的、感情的なプロセスは同様に適応できるので、扱う事ができます。
* キャスター
経済的なことがらを取り上げたので、クシニッチ議員にお聞きします。
この平和省設立に80億ドル必要だと言いましたが、批判する人たちは、もう政府にこれ以上省庁を増やす事は必要ないと言うでしょうし、納税者はこの省庁でなにが起きているのか知る由もないと言うでしょう。それに対してはどう応えますか。
* デニス
毎年、軍事費に4000億ドル以上も費やされています。また、イラク戦争に上院が可決すれば合計で2700億ドルも使うことになるのです。戦争のために使うお金のほんのちょっと平和のために使ったらどんなにいいでしょう。これには総合的な理念があるのです。Kucinich.USというウェブサイトにいけばこのように書いてあります。「戦争は避けられないのではありません。私たちがやろうとすれば、平和こそ避けられないのです。私たちの生活に、そして国家間の話し合いに非暴力の原則を守れば平和は必ず達成できます。」
* キャスター
クシニッチ議員のウェブサイトに加えて、マリアンヌさんがPeacealliance.orgというサイトを教えてくれました。そこで法案を読めますし、政治的なことからピースアライアンスのことまで知る事ができますね。この件はこれからもお伝えします。クシニッチ議員、この法案を9月に提出するのですね。
* デニス
そうです。マリアンヌさんやピースアライアンスの人たちの御陰で9月に提出できます。なぜなら、9月11日の私たちがみな同様に味わった深い悲しみの記憶を変えて、平和のための新しい始まりに変えなければいけないからです。世界貿易センターの灰燼からアメリカの再生への希望への変換です。国家のうちでの平和、平和のうちでの国家という世界を私たちが築ける希望です。

*

ハーモニクスライフセンター
〒296-0111 千葉県鴨川市仲1047/Tel:04-7097-1011/Fax:04-7097-1215
home | email